外交官の家は、1910年に明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として、東京渋谷の南平台に建てられました。1997年に横浜市に寄贈され、市は山手イタリア山庭園に移築して一般公開しました。建物内部の一部家具類も、当時を再現しているとか。外交官の家というだけあって、ちょっと重苦しい感じもします。
イタリア山庭園入口。左手が外交官の家、右手がブラフ18番館。
玄関側から見た外観。
裏庭から見た家の外観。
食堂。外交官の家にとって、もてなす場としての食堂は重要。
壁の木部が高く、アールヌーボー風の曲線の装飾が用いられている。
小客間。晩餐会の際には、食事の用意を待ったり、お茶の場として使われた。
大客間。全体に重厚な雰囲気だが、出窓などが柔らかな印象を与えている。
供待部屋。お供の控え室。窓から馬車回しが見られる。
サンルーム。庭に面した腰壁は、引き違いの無双窓で、足元から風を入れられる。
書斎。上部のガラス窓は、隣接するクローゼットの明り取りにもなっている。
主寝室。1階に比べて明るい色調で、広く、開口部が多い。
主寝室の窓際。くつろぎの場所になっていた。
寝室から続く八角形のサンルーム。夫人のプライベートルームでもあった。
住所 | 横浜市中区山手町16 |
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電話番号 | 045-662-8819 |
休館日 | 第4水曜日(祝日は開館し翌日休) 年末年始(12/29~1/3) |
開館時間 | 9:30~17:00(7・8月は18:00まで延長) |
交通 | 最寄り駅は、みなとみらい線元町中華街駅、またはJR根岸線石川町駅 |
駐車場 | なし |
入場料 | なし |