横溝屋敷・みその公園

横浜市農村生活館 横溝屋敷

鶴見区獅子ヶ谷の「みその公園」にある横溝屋敷は、江戸時代の豪農、旧横溝家の建物で、江戸時代の農村生活の原風景を残している貴重な文化遺産です。表門(長屋門)、主屋、穀蔵、蚕小屋、文庫蔵の5つの建物が残されています。

表門(長屋門)。


内側から見た表門。右側の部屋には農機具が展示されている。


横溝家は、16世紀末から獅子ヶ谷村の名主をつとめてきました。名主の身分は百姓で、関西では庄屋、北陸・東北では肝煎と呼ばれていました。江戸時代には鶴見川の周辺を開墾して水田にしたりしていましたが、明治になると横浜港から輸出される生糸やお茶の生産を始めました。

主屋。右は蚕小屋。


蚕小屋。内部は公開されていない。左手前は主屋。


穀蔵は毎年収穫される米や麦などの穀物を貯蔵する大切な建物です。火災に耐えるように壁や屋根は厚い土で覆われていました。入口は2箇所あり、内部も2つに区切られていて、穀物の種類や用途によって使い分けられていたそうです。

穀蔵。現在は農機具などが展示されている。


文庫蔵。主屋の後側にある。中へは入れない。


表門の部屋に展示されている農機具。


穀蔵に展示されている農機具。


主屋の1階には、庭、台所、広間、仏間、奥座敷、茶の間、部屋、納戸がありました。台所は一見ひとつに見えますが、入口を入ってすぐのところは庭と呼ばれていたみたいです。

主屋の庭と台所。柱の手前が庭で、奥が台所らしい。


季節の節目に訪問すると、豪華なお雛様や五月人形が、広間、仏間、茶の間、奥座敷などに飾られています。

広間(手前)、仏間(奥)、茶の間(右手)に亘って飾られた豪華なお雛様。


奥座敷に飾られた五月人形。


2階へ上がる階段。手前の部屋が茶の間、奥が部屋、その奥に納戸がある。


主屋2階の展示室。食器、道具、古文書などが展示されている。


横溝屋敷の模型も展示されている。


主屋1階の間取り図。これだけの家なのに風呂場がない。


関連情報

住所神奈川県横浜市鶴見区獅子ケ谷3-10-2
電話番号045-574-1987
休館日第1・3月曜(祝日の場合は翌日休、12月29日~翌1月3日休)
開館時間9:30~16:00(閉館16:30)
交通JR京浜東北線鶴見駅から臨港バス師岡町経由綱島駅行きで15分、神明社前下車、徒歩8分
駐車場あり(無料)
入場料無料

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