べーリック・ホールは、イギリス人貿易商ベーリック氏の邸宅として、1930年にアメリカ人建築家モーガンによって設計されました。1956年に宗教法人カトリック・マリア会に寄付され、2000年まで寄宿舎として使用されていましたが、その後横浜市に寄付されました。
スパニッシュスタイルを基調としていますが、玄関の3連アーチや、イスラム様式の流れをくむ小窓、瓦屋根をもつ煙突、白と黒のタイル張りの床、玄関や階段のアイアンワークなど、多彩な一面もあります。
正門。
ベーリックホール全景外観。
玄関を入ると、正面が2階への階段。床は白黒のタイル。
高い天井に暖炉のある広い居間。左手にパームルームがある。
パームルーム。
食堂。白い漆喰壁に木造の軸組みを露出させ、和風の趣を出している。
トイレ&バスルーム。
令息寝室。壁はフレスコ技法を用いて仕上げられている。
書斎に仕立てられているが、元々は主人の寝室。
夫人の寝室。奥に見えるのは主人の寝室。
異国の自室で過ごすことの多い夫人のために寝室は広い。奥にはサンポーチ。
サンポーチ。
客用寝室。現在は応接室に仕立てられている。
窓から庭を見る。
1日1組限定ですが、結婚式として利用出来るそうです。人前結婚式やデザートブッフェなど、広い前庭を使用した演出が売りだとか。
他にも、山手111番館、横浜市イギリス館、エリスマン邸、外交官の家、ブラフ18番館で、結婚式やケータリングによる披露宴ができるそうです。
ウェディングドレス姿の宣伝用写真撮影をしていました。
住所 | 横浜市中区山手町72 |
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電話番号 | 045-663-5685 |
休館日 | 第2水曜日(祝日は開館し翌日休) 年末年始(12/29~1/3) |
開館時間 | 9:30~17:00(7・8月は18:00まで延長) |
交通 | 最寄り駅は、みなとみらい線元町中華街駅、またはJR根岸線石川町駅 |
駐車場 | なし |
入場料 | なし |